なんの変哲もない日でも

素敵な夕方で気分が変わったけど、

ほんとは

今日はあんまりな１日だった。

夫がいない週末で、

朝はバタバタと、娘も連れて

息子を習い事に連れていき、

お昼ごはんをどうするかで

子どもともめてしまい。

二人で先に帰ってなさい！と言って、

家に帰る途中で鍵を子どもに渡し、

私は、喫茶店に入って頭を冷やし。

そろそろ帰らないと、と思って

家に着いたものの、

また子どもたちのだらしなさに

怒ってしまい。

また怒ってしまった、

なんでこんな言い方してしまうのか、とか。

どうしたら子どものたちは

自分から片付けるようになるんだろう、

食事中に立ち歩かなくなるんだろう、とか

しつけや自分のことで悩んで。

悩みながら、

せっかくの晴れだからと

また洗濯して、

今週初めに届いてた梅を

浸ける準備をようやくして。

そうこうしてる内に、

あ、今日は野球やってるかな、と

テレビを付けて、阪神戦を見て。

岩貞と涌井の好投を

子どもと一緒に見ながら、

9回に同点に追い付かれたことを嘆き。

あぁ、晩ごはん買いにいかなきゃ。

今日はたこ焼き食べたいなぁ。

前、家で作った時美味しかったし、と

材料を買いに行って。

出川哲朗の番組見ながら

たこ焼き作ってたら、

なんか前ほど良くできなくて。

関西人やのに、うまくできひんなんて…

って凹んだけど、

そこまでいったら、

逆に可笑しくなってきた。

前ほどは美味しくないたこ焼きを、

出川哲朗の充電させてくださいという

ほのぼの旅番組を見ながら食べる。

子どもは、たこいらん、

ねぎも紅しょうがもいらんと言うから

チーズだけを入れた、

彩りのない、

たこ焼きとは形が似てるだけのものを、

文句も言わず、テレビを見ながら食べる。

いつもだったら

テレビ見ながら食べさせないけど。

今日は、いっか。

土曜の夜の、

自由で、気ままな時間。

マイナスに見えることも必要なんだ、と

感じた夜だった。

いつもいつも、プラスばかりじゃないし、

それでいいんだ。

そんなことに気付かせてくれた、

なんの変哲もない土曜日。